蚤虱馬の尿する枕もと

 

 
   封人の家  ござしきの囲炉裏と厩   山刀伐峠 入口
 

 大山をのぼって日既暮ければ、封人の家を見かけて舎を求む。三日風雨あれて、よしなき山中に逗留す。

・・・・・中略・・・・・高山森々として一鳥声きかず、木の下闇茂りあひて、夜行がごとし。
 
 五月十五日(陽暦七月一日)堺田の封人の家に入り三日停滞の後、主人に案内の若者をつけてもらい難所の
山刀伐峠を越えて尾花沢に向かった。封人の家とは国境を守る役人の家のことで、仙台領と接する新庄領堺

田の庄屋の家、旧有路家住宅である。建物の特徴は、役所、問屋、旅宿の機能を併せ持つ建坪八十一坪平屋

茅葺で、芭蕉が泊まった宿で現存する唯一のものであるとされる。
 
 封人の家 庭の句碑

 

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